ゴミ拾いをスピリチュアル的に解説！ゴミ拾いには徳を積む効果があるの？

2024年7月27日

ゴミ拾いをすることにどんな意味があると思いますか？
アメリカ大リーグで活躍中の大谷翔平選手は、打って投げての二刀流としても大変有名ですが、さり気なくゴミ拾いをすることでも注目を集めましたね。
フォアボールで塁に出た際、１塁に向かって数歩歩いたところで何かを拾ってポケットにしまい込んだ、これはあまりにも有名な場面ではないでしょうか。
拾ったものはゴミでした。

彼は高校時代の教えを守り続けて、アメリカ大リーグで大活躍する選手になったのです。
今もなお、大谷翔平選手が心掛けているゴミ拾いですが、スピリチュアル的にはどんな意味があるのでしょうね。
気になるところです。

ここでは『ゴミ拾いをスピリチュアル的に解説』していきたいを思います。
良かったら、最後までお付き合いください。

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ゴミ拾いには徳を積む効果があるの？
ゴミ拾い＝自分を犠牲にする行為
徳を積みたいからゴミを拾うは間違い？
究極の『徳』は「させていただく」
まとめ
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ゴミ拾いには徳を積む効果があるの？

昔からゴミ拾いには徳を積む効果があると言われてきました。
それは恐らく、誰もやりたくないこと、やりたがらないことだからでしょうね。
『徳を積む』とは、簡単に言うと「善い行いをすること」「善行を重ねること」という意味があります。

徳には『陽徳』と『陰徳』があり、『陽徳』は相手に分る善い行いで、『陰徳』は相手からのお礼や見返りを求めない善い行いです。
どちらかと言うと、「徳を積む」の「徳」は『陰徳』の方ですね。
徳を積むことで来世はすべての運気に恵まれ、金銭的にも人間関係においても期待できると言われています。
困った時には助けてくれる存在が現れて、努力したことは報われ、幸せな家庭を築き、飢えや孤独を感じることはないでしょう。
人に恵まれ、環境に恵まれ、幸せな人生を歩むことができます。

では、ゴミ拾いには徳を積む効果があるのでしょうか。
答えは「ある」とも言えますし、「ない」とも言えます。
問題は、ゴミ拾いをするときの心境です。
「いいことをしよう」「誰かに褒められたい」「徳を積もう」などという邪な考えがある場合は、どんなにゴミを拾っても徳を積むことにはなりません。
それは『陽徳』であり、自分の評価を上げるために行っている行為だからです。
徳を積む効果があるゴミ拾いは、あくまでもさり気なく、「そこに落ちていたから拾う」という行為です。
見過ごしてそのまま通り過ぎることもできますが、そこで立ち止まってわざわざ拾うからこそ、徳を積めるということですね。

ゴミ拾い＝自分を犠牲にする行為

ゴミ拾いをしたいと望んでいる人はいないでしょう。
ボランティア活動でゴミ拾いを行う人はいますが、それも決してゴミ拾いが好きだというわけではないですよね。
みんながやりたくないことだからこそボランティアになるわけで、好んでゴミ拾いをする人はいないでしょう。
ある意味で『自分を犠牲にする行為』であり、自己犠牲があってこそ成り立つ行動ではないでしょうか。

ご存知ですか。この『自己犠牲』の行動こそが、運気をグンと上げると言われています。
他者の幸せや快適さのために自分を犠牲にする行いは、楽しいものではありませんし、嫌な気持ちや辛さを伴うこともあるでしょう。
昔から陰と陽はセットになっており、こうした自分にとって『陰』の行いが、自分を幸せ（陽）へと導くのです。
コツコツと行う善い行いは、必ずその人の運気を上げて幸せへと導きます。
『陰』の行いが深ければ深いほど、『陽』（幸せ）はどんどん高くなるでしょう。

そういう意味では、ゴミ拾いは誰でもできる『陰徳』なのです。
欲を持たず、さり気なく、ただそこにゴミがあるから拾う、それだけの行為を続けることが大切ですね。

徳を積みたいからゴミを拾うは間違い？

ゴミを拾うことが徳を積むことに繋がるというお話しをしてきて、「でも徳を積むためにゴミを拾うのは間違いです」という矛盾だらけのお話しです。
上記でもお話ししましたが、徳を積むという欲を持って何か善い行いをしても、残念ながらそれは徳を積むことにはなりません。
人の欲は物事への執着ですから、ゴミ拾いをすることの結果に対する執着があることが、既に『陰徳』ではありませんよね。
評価されたい、褒められたい、ご褒美が欲しい、そういう気持ちがあるのは『陽徳』です。

確かにゴミを拾う行為は、そこに居る人が気持ちよく過ごすことに繋がりますし、感謝もされるでしょう。
しかし、それを望んでは『陰徳』にはなりません。
何度も申し上げますが、「徳を積む」の「徳」は『陰徳』でなければいけないのです。
「徳を積みたいからゴミを拾う」と思っているのなら、それは残念ながら1個の徳も積めていません。
どうか、明日からはさり気なく、何気なく、何の見返りもご褒美も『徳』も望まずに、そっとゴミ拾いをしてください。

究極の『徳』は「させていただく」

さり気なく、何気なく、見返りもお礼も期待しないで行うゴミ拾い。
それは日々、徳を積むことに繋がる行為でしょう。
ゴミ拾いを行うということは、誰もやりたくないことに対して自己犠牲を持って行う行動ですよね。
それは素晴らしいことです。
しかしもう一歩踏み込んで、ゴミ拾いでもっと究極に徳を積むことができるとしたら、それは心構えの違いです。

「めんどくさいけど、やろう」「これでみんなが気持ちよく過ごせるなら、嫌だけどやろう」
この考え方が悪いということではありません。
恐らく、一般的にはそう思うのが普通でしょう。
しかしこの考えを「させていただく」という風に改めることができたら、たくさんの徳を積むことへと繋がり、その人の魂は大きく成長することができるでしょう。
人が嫌がることを「させていただく」と考えるのは、簡単なことではありません。
しかし『神様に与えてもらったこと』を「させていただく」と考えることで、物事の捉え方は大きく変化し、生き方に良い影響を与えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか？
『ゴミ拾いをスピリチュアル的に解説』してきました。
今まで、ゴミを見つけたら拾っていましたか？
落ちているゴミを拾うことは決して難しいことではありませんが、容易に行うことができるものではないでしょう。
不衛生だと感じる人もいるでしょうし、そこに落ちていたゴミを捨てる場所がなければ持ち帰らなければいけません。
そんなことを掛け値なしに、お礼も見返りも称賛も期待せずに容易く行うには、やはりそれなりの心構えが必要ですよね。
それこそが『徳を積む』ということなのかもしれません。
しかしながら「拾えるゴミは拾う」という、できるところから始めるといいかもしれませんね。